withコロナ時代における物件探しのポイントとは?

withコロナ時代における物件探しのポイントとは?

はじめに

新型コロナウイルスの感染拡大により、生活様式や働き方、価値観などが変化しました。それにともない、住まい選びの条件も変わってきています。特にリモートワークの普及の影響が大きく、これまでは「ゆっくりとくつろげるプライベートな空間」であることを重視されてきた自宅に、あらたに「ワークスペース」としての機能が求められるようになりました。

不動産会社では「オンライン内見」といった非接触型の接客が導入され、物件の探し方自体も多様化しています。

今回は引越しや住み替えをするにあたり、どのような点に気を付けて物件探しをすればいいのかご紹介していきます。物件を売却したり、賃貸に出す時のアピールポイントとしてもお役立てください。

もくじ

1.賃貸か、持ち家か
1-1.賃貸のメリット・デメリット
1-2.持ち家のメリット・デメリット
2.withコロナで新たに注目される「防音性」
3.オンライン内見とは
おわりに

1.賃貸か、持ち家か

住居を選ぶ時、「賃貸と持ち家どちらがいいのか?」というのは以前からずっと論争が続いています。収入や家族構成、価値観などによってどちらがいいのか答えは変わってきます。

どちらを選ぶのが自分や家族にとって最良なのかを判断するために、withコロナの今だからこそ改めて押さえておきたいそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

1-1.賃貸のメリット・デメリット

賃貸のメリット

①住み替えが簡単にできる

間取りや周辺環境に不満があった場合、賃貸であれば比較的簡単に住まいを替えることができます。リモートワークにより自宅に広い作業スペースが必要になった時や、子供の成長によるライフスタイルの変化などに合わせて住み替えることも可能です。

②維持費や修繕費がかからない

各種保険や固定資産税といった維持費や、住宅や設備の修繕費が基本的にかからないため、家賃以外の費用が少ないのが特徴です。

③低コストで好立地に住める

新たに物件を購入するにはかなりの経済的な負担がかかりますが、賃貸であれば比較的低コストで利便性の高い地域や自分の希望通りの地域に住むこともできます。

賃貸のデメリット

①家賃を支払い続けなければならない

賃貸の最大のデメリットは家賃を払い続けなければならないことです。また、払い続けたとしても住宅も土地も自分のものにはなりません。コロナ禍の影響などで収入が下がってしまった場合を考え、これから先の家賃を払い続けることが可能かどうか支払総額を算出し、あらかじめ蓄えておく必要があります。

②増改築ができない

賃貸であるため、自由に増改築をしたりすることはできません。室内のリフォームにも制限があります。間取りも決まってしまっているので、ワークスペースや書斎を確保するのは難しいでしょう。

③高齢になったときの心配

年齢によっては賃貸住宅への入居が難しくなることがあります。また、退職後に収入がなくなり、賃貸契約の更新ができないというケースも。現在の場所にそのまま住み続けられるかどうか不透明な点が大きな不安のひとつです。

1-2.持ち家のメリット・デメリット

持ち家のメリット

①資産として残る

持ち家の最大のメリットは、ローンの返済が終われば自分の資産として家が残るという点です。そのまま財産として残すこともできますし、賃貸で家賃収入を得たり、売却してまとまった金額の現金を得ることも可能です。

②面積の広さと間取りの自由度

賃貸よりも持ち家のほうが床面積が広いことが多く、新たに必要なスペースを確保するのも容易です。部屋をリモートワーク用の書斎に改装したり、仕事に集中するために防音性能を高めたり、多少の費用はかかりますがライフスタイルに合った間取りにすることができます。

③住宅ローン控除やその他優遇制度や特例を受けられる

住宅ローンを利用して住居を購入した場合、一定の条件を満たせば所得税や住民税から控除が受けられます。その他にも「すまい給付金」や「不動産所得税の軽減措置」など様々な優遇制度がありますので、詳しく知りたいという方は朝日土地建物にご相談ください。

持ち家のデメリット

①購入や維持に費用がかかる

住居の購入には頭金の支払いや住宅ローンを組む必要があります。また家を所有する限り、固定資産税や各種保険料といった固定費を支払い続けなければなりません。

②ローン返済が負担になる

コロナの影響により給料が下がってしまったり、病気で職を失うなどした場合、住宅ローンを払うために生活水準を落とす必要が出てくるかもしれません。不測の事態もある程度は念頭に置き、ローンが払い続けられる金額なのかどうかしっかりと確認しましょう。

③簡単に転居ができない

住宅環境や家族構成の変化、転勤などによって家を住み替えようとしても、気軽に引っ越すことができません。現在の持ち家をどうするのか、売却するにしても賃貸に出すにしても時間や費用がかかります。

2.withコロナで新たに注目される「防音性」

騒音による通報の増加

警視庁によると、2020年4月の騒音による通報が過去5年間でもっとも多くなり、去年の同じ時期よりも38%増加しました。新型コロナウイルスの影響による巣ごもりやリモートワークが原因のひとつだと考えられています。

今まではさほど気にならなかったことでも、在宅時間が長くなったことによって意識が向くようになってしまいます。特にマンションの場合、家族構成や生活時間の異なる人が住んでいます。上階や通路の足音や隣戸の話し声によって集中力が削がれたり、逆に自分の音が近所迷惑になってしまっているかもしれません。

騒音問題は持ち家でも

持ち家の場合でも、家族の生活音やペットの鳴き声などがリモートワークやオンライン授業の妨げになることもあります。隣地との境界が近ければ隣戸の生活音も聞こえてきますし、近くの道路の交通量によっては自動車の音が騒音になることも充分にあり得ます。

音が原因で家族や近所の方との関係がギスギスしたり、トラブルに発展するのは避けたいですよね。防音対策としてはおもに以下の三つがあります。

①RC造・SRC造を選ぶ

防音対策としておすすめなのは、RC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の物件です。RC造とSRC造とでは基本的な防音性能は変わりません。壁の厚さや使われている材質によって左右されます。

「RC造やSRC造だから防音は大丈夫」と安心せず、どのような音の聞こえ方がするのか、できれば実際に確かめてみるのがおすすめです。

②断熱性・気密性を高める

マンションやアパートではRC造やSRC造の建物が主流ですが、一般的な戸建て住宅だと木造であることが多いでしょう。木造の物件であっても、断熱性や気密性が高い住宅は遮音性能にも優れているといわれています。窓を複層ガラスや二重窓にすることも有効です。

防音性能以外にもメリットがあり、断熱性や気密性が高いと家全体が一定に保たれるため光熱費の節約につながりますし、熱中症やヒートショックのリスクを軽減できます。

デメリットとしては高断熱・高気密の住宅はコストが高くなったり、施工期間が長くなるケースがあることでしょう

③立地の選び方

物件の立地も重要な点のひとつです。郊外など敷地が広くとれる場所や、道路の交通量が少ない場所を選ぶことにより、外から入ってくる音を減らすことができるでしょう。

リモートワーク中心の生活になると通勤や通学の頻度が減るため、物件を選ぶ際に「通勤所要時間」や「最寄駅までの距離」の重要度が下がります。都心に比べて郊外は価格が安く、敷地面積や床面積も広い傾向にあるので、コロナ禍だからこそ家の広さを優先して住居を郊外に、というのも選択肢のひとつでしょう。

3.オンライン内見とは

物件の探し方の変化

新型コロナウイルスの影響で物件の探し方自体も変化しました。「オンライン内見」という単語をよく見かけるようになったかと思います。遠方に住んでいるため内見に来るのが困難な方などのために以前から取り入れている不動産会社もありましたが、感染防止の観点から一気に普及しました。

オンライン内見といっても様々な種類があり、ビデオ通話ツールを使った内見、360°カメラによる内見、VRゴーグルを使用した疑似内見などがあります。

「オンライン内見」のメリット

一般的なのはビデオ通話ツールによる内見でしょう。現地にいる担当者と連絡を取りつつ、気になる部分をカメラで映してもらい、部屋や物件の周辺を案内してもらうというものです。直接立ち会わないので接触による感染のリスクを抑えられ、利用する側にとっては移動の手間がありません。時間の都合をつけることが容易になるので、一日に内見する数を増やすことができます。

オンラインならではの不安も

インターネット環境とビデオ通話ツールがあれば内見できるという手軽さが魅力ですが、「自分の目で直接物件や周辺環境を見ることができない」という不安もあるもしれません。気になる点やわからないことは遠慮せずに担当者に尋ねましょう。

日当たりや間取り、コンセントの位置や、収納の高さや幅など、あらかじめ知りたいことをメモなどにまとめて用意しておくのがおすすめです。

オンラインと対面の使い分け

また、オンライン内見だけで物件を決めるのではなく、手軽さを生かして複数件内見をし、候補を絞るために利用するという使い方もあります。

オンラインと対面、どちらか一方だけに片寄るのではなく、両方の利点を上手に活用し、希望に合った物件を見つけましょう。

まとめ

感染を予防しながら日常生活を送るwithコロナの時代になり、住居に求められる条件は変化しつつあります。ですが、どの部分を重視するかは人それぞれです。経済状況やライフスタイル、家族構成によっても変わってくるでしょう。メリットとデメリットをきちんと把握し、自分の状況と照らし合わせて物件を探すことが、理想の生活にたどり着く近道になります。

オンライン化が進むにつれ個人が得られる情報の量が増え、取捨選択が難しく感じる時もあるかもしれません。そういった情報を整理し、お客様が望む物件をご提案できるよう朝日土地建物では努めています。売買や住宅ローン、税制など、家にまつわる疑問や不安があればぜひ一度ご相談ください。